自閉症とは… 自閉症とは自ら閉じこもっていく人たち…と思っていらっしゃいませんか〜!?
  


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 大きな誤解を止めて、

 あなたの周りにいらっしゃる

 自閉症児者のことを、正しく理解してあげて

 ください。


 決して…自ら閉じこもっていく人のことを

 自閉症児者というのではないのです。

   自閉症の人たちの特徴は、


 ◇ 言葉の意味を理解できなかったり、
   会話をするのが苦手な人が多いです。


 ◇ 相手の微妙な感情を感じとることが苦手なので、
   人とのコミュニケーションがうまくとりにくい人たちが
   多いです。

 ◇ 人とのコミュニケーションを、自分からとるようなことは
   あまりしない人が多いです。

 ◇ 自閉症の人たちから先に「おはよう」「さようなら」等の
    挨拶があるのは、とてもまれなことです。
    そういう人たち…と受け入れ、こちら側から挨拶を
    するようにすると、挨拶もできるようになる人たちが
    多いです。

 ◇ 特定のモノや言葉・音(サイレンの音や、小さな子ども
   たちの声など…)に過敏に反応して、強い
   不安感を持ち、パニックになってしまったりします。

   ですから、「ここは注意しておきたい」「ここは指導して
   おきたい」と思うことも、大きな声で「○○しなさいっ!」
   「これはいけませんっ!(怒)」というような言い方では、
   なかなか、うまく自閉症の人たちに対して伝わらない
   ことが多いです。

   ゆ〜っくりと、穏やかな口調で、「こういう時には○○
   しましょう〜。」とか、「これは、このようにしましょう。」と、
   声をかけるようにしてみてください。

 ◇ 特定の音・ものごと・言葉・時間等への
    【こだわり】があって、いつも同じパターンで…
   いつもの同じ行動を行うことで、とても心が安定します。

   ですから、【変化】を、とても嫌がることが多いです。

   たとえば…昨日あった場所から少しだけ、歯ブラシの
   置き場所が違っているだけでもパニックになってしまったり
   することがあります。

 ◇ 時間への理解が出来ないことが多く、
   【待つことが苦手】な場合が多いです。

 ◇ 初めてのこと…への不安感がとても強いです。

 ◇ いつも…同じことを繰り返すようにすることで
   心の安定を図ろうとすることが多いです。

 ◇ 耳で聞いたことを理解するよりも、
    絵や写真・文字で書かれたものから
    理解することの方が得意な場合が多いです。
    (視覚優位)

 ◇ あいまいな対応方法より、具体的な指示…
   つまり、「今すぐ、…してください」
   「○○したあとで、△△しましょう。」「もう少しゆっくり…」
   …というような具体的指示の方が、うまく
   理解できることが多いです。

 ◇ 時間の流れに対する理解に乏しいことが
   多いので、ホワイトボード等を使って、
   〇〇したら、次に… …というような、
   スケジュール表を提示してあげると効果的です。
   (ここに絵カードや、写真等の視覚情報が盛り込まれると
    さらに効果的です。)

 ◇ 自閉症の人たちの方から話しかけてきたり、何かしらの
   働きかけのある時には、必ず…穏やかに話を聴いて、
   何を訴えようとしているのか…を、できるだけ正確に
   とらえられるよう、ケアする側もトレーニングしていきましょう。

 ◇ 求められた行動が出来た時、約束通りにやれた時には、
   他の子供たちと同じように、どんどん褒めていきましょう。

   褒められること…こちらも喜んでいることを伝えていくことは、
   自閉症児者にとっても、【笑顔】を増やしていく上で、とても
   重要なことだと思っています。

 ◇ 自閉症児者に【笑顔】が増えてくると…
   自閉症児者の心が徐々に落ち着いて来るのを
   感じ取ることができるようになります。

   お互いの【笑顔】が

    ⇒お互いの安心感を呼び…

     ⇒お互いの信頼感につながり、

      ⇒人的コミュニケーションの促進につながり…

       ⇒社会性を身につけ、

        ⇒地域社会での自立へとつながっていくと

                               考えています。

 
◇ 社会的自立…

   取り巻く人たちが、一致団結して、力を合わせ、
   自閉症児者の社会的自立をうながしていくことが
   とても大事なケアのあり方だと思っています。

   決して、自閉症児者を一人にさせるのではなく…
   皆で、自閉症児者を、自分たちの社会の一員として、
   当たり前に受け入れ…彼らが地域社会の中で
   安心して周りの人たちとコミュニケーションをはかり
   ながら、当たり前に生活していけるよう、支援していく
   必要があると思っています。

   みんなで…
   笑顔で…(^O^)/

   自閉症児者とともに…

   生きていきたいものです。

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