KYAS 絶滅危機品種動物の保護について チャリティショップ太陽の家


KYAS
 絶滅危機品種動物の保護について

 インド象は、現在タイ北部の高原地帯や、
インド、ネパールを中心に

推定27500‐42000頭が
生息していると言われています。

 しかし開発に伴う森林の現象で、
インド象の生息環境はきわめて危機的状態にあり、
絶滅の危機にさらされています。

森林に棲み、
雌は10〜20頭の母系家族群で、
雄は単独か数等で
行動するそうです。


成獣になると
一日に100kg以上の
木や草をを食べるので、
その食料を確保する事が
インド象が生き延びていく
必須条件になります。

                 


以前からインド象は
インドやタイの人々にとって
生活に欠くことの
できない動物でした。


森林伐採の木材を運んだり、
荷物を運んだり、
また儀式においても
人々と深く関わってきました。


 しかし、タイでは、
国の政策で、
森林伐採を停止しました。

環境保護のためです。


 それまで
森林の運び出しを手伝ってきたインド象は
その働き場所を失う事になってしまいました。


 バンコクや、チェンマイの都会へ連れて行かれ、
曲芸をさせられたり、

観光客を背中に乗せて
歩き回ったりする事によって、

交通事故に遭ったり、
釘を踏んでしまったりしています。


 インド象が人間と共生していく事の出来る環境が、
失われてきているのです。

        

      

 私達KYASは、

現在インド象をはじめ、
ライオンや、トラ、パンダなど 

絶滅危機にある動物たちの置かれている環境と、
現在日本人の自閉症者が置かれている環境が
大変似ていると感じています。

 
自閉症をはじめとする知的障がいの人たちも
絶滅危惧種に指定されている動物たちも、


≪言葉での伝達手段≫を

持っていません。 


 自分達の意志を、
うまく「力ある人間」に伝達する手段(すべ)を
持っていないために、

社会的にうまく適合→共生していく事が
難しくなってしまっているという観点からです。


 動物たちは、もちろん
人間の言葉を持っていません。


こころある生態学者や、
動物保護団体が、動物と人間との共生を
唱えていますが、


まだまだ
その必要性を

充分にアピールできている
とは言えないと感じています。


 絶滅危機にあろうとなかろうと、
動物たちによって多くの人々が
精神的に癒されている事は、
誰もが体験していると思います。





私たちの法人の上記のロゴマークも

実は
KYASを立ち上げた
法人職員の松林夫妻の息子立祐君が
幼小児期・・・

多動が激しかった時期に

神戸市内にある王子動物園で
当時長寿日本一だった人気アジアゾウ
「諏訪子」の前に行くと

不思議なことに
何十分でも
じっとしていられるのに
気づいたお母さまが

それ以来

諏訪子が亡くなるその直前まで
毎日のように王子動物園に
通いつめ、


立祐くんを
諏訪子の前に連れていくことで

立祐くんの
「多動」をおさめることができた
経験から、


王子動物園諏訪子 Yahoo 画像〜

ゾウのもつ
不思議な力を
周りの人たちにも
感じてもらいたいとの願いから


主に知的障がい児者をはじめとする
言葉を持たない
いわゆる社会的弱者の方々への
支援団体として
KYASを設立させる際、

法人のロゴマークに
ゾウを取り入れることにしたものです。

ゾウは一度会った人のことを
決して忘れないと言われています。

諏訪子も・・・
亡くなる直前まで

立祐くんが王子動物園に行くと
重く・・・

動きにくくなった身体を持ち上げて
立祐くんの前に
鼻を伸ばしに来てくれていたそうです。

諏訪子は間違いなく・・・
毎日のように自分に会いに来る
立祐くんのことを
覚えていたのです。




立祐くんにとって
諏訪子はお母さんと同じくらい
自分を育ててくれた

親のような存在だったと
松林夫妻は話されています。

松林夫妻は、立祐君の療育期における
諏訪子から受けたご恩を
今度は人間の方から

何らかの形で返していきたいと考えて
いらっしゃいます。


立祐君家族に限らず
動物たちから癒しを受けるのは、
一方的に人間の側だけで
本当に良いのでしょうか?! 

ゾウに限らず
ワンちゃんや猫ちゃん等の
ペットたちから
癒しをもらっている人は
たくさんいらっしゃるはず。



でも、動物たちにとって
本当に住みやすい
環境って
どんなものなのでしょう!?


どの種の動物にも
本当に住みやすい環境って…

それぞれ
きっとあるはず
ですよね。



人間の一方的な都合で、
えさを与えたり与えなかったり・・・


あっちへ移動させたり
こっちへ移動させたり…


人間の都合で
動物たちの環境を
変えてしまうことは、
間違いなく
人間のエゴであろうと思います。


 人間が動物たちからもらっている
癒しを、


今度は我々人間の方から 
動物たちに
帰してあげるときが
やって来ているのではないかと
思っています。


 KYASでは
令和の新目標として、

動物の保護に当たる支援を
していきたいと考えています。


 どんな協力の仕方があるのか、
皆さんからのメッセージを
お待ちしています。


E-MAIL: kyas@vivid.ocn.ne.jp まで




              
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