自閉症児者への理解


NPO法人神戸青少年支援協会          

 自閉症児者の問題行動と、その対応方法について
  問題行動って、いったいどんな行動のことを言うのでしょう!?

非社会的問題行動、反社会的問題行動について考察し、

子どもたちの発達と問題行動の関係を考えてみたいと思います。

また私たちケア担当の親御様たち・指導員・生活支援員・カウンセラーの人たちから見た

問題行動については、心理学的な立場、および社会学的立場から

考えていく必要があると思っています。
    …とその前に、

まずは、

基本的に私たちケア担当の現場で考え、実践していることを列記しておこうと思います。
 自閉症の人たちにとって、体罰をする事では何もよくならない⇒療育は進まない…と考えています。

体罰では…絶対…療育は進んでいかない…体罰はダメ〜!!! と思ってます。

自閉症児者本人たちが実際に、自分たちの置かれた環境を、一体どのように認知しているのか…


パニックや、いわゆる問題行動と思われる行動が出て来ている背景になっていることは何なのか…

をこちら側(…私たちケア担当の人たち)が、いかに理解しているか…

そして、自閉症児者の人たちの【今…にとって、最も適切だと思われるように】対応していく事が

最も重要だと考えています。


そもそも、周りの状況や意味あいを、認知しにくいがゆえに療育手帳(知的障害者手帳)を

持っている人たちだということを、ケアに当たる者が、しっかりと認知しながらケアに当たることが

肝要だと考えています。

また、実際に私たちケア担当者が、いくら言葉で伝えようとしても、

実際にほめられているのか、叱られているのか分からないこともたくさんありますので、

そこをしっかり分かるように教えていく…伝えていく方法を日々磨き上げていくことが

大切だと考えています。


こちら側が【怒るのではなく…】【叱らなければならない時】も、

起こって来ます。


そんな時には、分かりにくい叱り方はやめて、

迫力をもって叱らなければ伝わりにくい…伝わらない時もたくさんあります。

自閉症児者にとって今、必要とされている具体的な支援とは何か…を考え、

一つ一つの対応策を練り上げていくことが

パニック・問題行動に対する基本的なあり方なのではないかと考えています。


自閉症児者がパニックになっても…問題行動を起こしても…

常にケア担当者が、平常心で…

冷静に対応できるよう、前もって出来る限り多くの、起こりうる事象に対する

対応策をシミュレーションしておくことも、現場でケアに当たる人たちにとって、

必要な心構えなのではないかとも考えています。

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