自閉症児・者理解のための第一歩 その3 
 =☆ 過敏性と鈍感さについて…
 
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 ◇ 過敏性について…

自閉症の人は特定の音や声・そして皮膚がとても過敏なところがあります。

そのため強い不安感をもったり、時にはパニックになったりすることもあります。

赤ちゃんの泣き声や、犬やカラス・セミの鳴き声・運動会の鉄砲の音・風船の

割れる音…等…です。

それまで何ごともなく、穏やかにニコニコ顔で過ごしていたのに…

周りが気がつかないくらい遠くの音でも 

自分が嫌な音に対して、過敏に反応することがあります。

急に両耳を抑えて、他の音が聞こえないように「オー、オー」と言って

パニック状態に入って、自分で自分の頭をたたいたり、

とても不安げな表情を見せてその場から急に逃げ出したり、走り出して 

周りを逆にビックリさせたりするようなことがあります。



また、皮膚の感覚が非常に敏感なところがあります。 そのため、

青年期に入り過度な運動などで肩や腰がこっていたりするので

肩を揉んであげようと肩や腰に触られるだけで嫌がったりされる人もいます。

洋服が肌に触れるのがいやで、すぐに服を脱いでしまう子もいます。

幼時期には 抱っこされたり、抱きしめられたりできない場合もあって、

お母さんやお父さんの中には、

「我が子を抱きしめてあげられない…」 と とても辛い表情をされる方も

いらっしゃいます。



 ◇ 鈍感さについて…

自閉症の人の一定の音や声、そして皮膚の過敏さとは裏腹に、

痛みには鈍感な人も いらっしゃいます。 

やけどをしても…平気な顔で(実は平気ではないと思うのですが…(^_^;)遊んでいたり、 

かすり傷…と言うか…こちらがビックリするくらいの大怪我(額から血を出しているほどの)

なのに…遊びに夢中で気づかない子もいます。


 パニック時の対応法は
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